Puppet の導入を検討してみる修行

会社のサーバ群の管理に Puppet の導入を考えてみた。なるほど管理コストの低減、属人的な管理ノウハウ、管理スキルに左右されにくい仕組みは、ギルド的な管理者育成が困難な現状を考えると十分導入の効果は得られるだろう。
しかし、現システムからの移行コスト、特に意識面での移行コストを考えると、デメリットのほうが大きそうだ。より適切に言うなら、他に手をつけるべきことがたくさんある、ということ。サーバ群が大幅に増える可能性があれば、そのときに思い出せばよさそう。
このエントリを書いた目的も、一時記憶媒体である脳から Puppet についての記憶を追い出すことにある。

ただ、「どうすべきか」ではなく「どうあるべきか」という視点は常に忘れないようにしたい。かつて、getopts の存在を知らず、C のコマンドライン引数を定義する独自の宣言型言語を考えたことがある。処理系を通すと、それがオプション解析する C のコードになる仕組み。結構使えるものになり、それを利用したプログラムもいくつか書いたし、処理系の作成を通じて lex, yacc の勉強もできた。
Prolog もそういう側面がある。いずれも触っていたのは 10 年以上前か ...