NOKED 学とは

NOKED 学(のーきっどがく)とは、駄洒落学の一部門で NOKED についての研究を行う学問である。

駄洒落学とは

駄洒落学自体は言語学社会学文化人類学などに関わる学際的傾向があり、門戸が広いわりになかなかに難しい学もである。

NOKED とは

NOKED(のーきっど : NOike KEnzi Dajare)とは、知る人ぞ知る駄洒落アーティストである NOIKE KENZIKenzi NOIKE 氏の一連の作品のことである。NOIKE 氏の一連の作品には、シンプルな構造、もじりの排除、短いフレーズ、など一定の制約が課せられており、見てそれとわかる特徴がある。それでいて簡単な規則では表わせきれない複雑さを持つ。そこが研究者としての探究心がくすぐられるところである。

文化としての NOKED

なお、学問を離れた NOKED には常に一定の愛好家がおり、それぞれに NOKED を作ったりしている。そのわかりやすさ、制約の中で作成する知的作業の楽しさから、初心者でも始めやすい。そのわりには突き詰めていこうとしてもなかなか NOIKE 氏のオリジナル作には届かないという奥深さがあり、ながらく楽しむことができる。その形式美と奥深さを俳句に通じるものがあると指摘する研究者も少なくないこともないかもしれない。

NOKED 学用語
NOKED 度(のーきっどど)
駄洒落の NOKED 適合性。換言すると、それが NoikeNOIKE 氏が生成する可能性がどれくらいありそうか、を示す値。0 〜 1 の値を取る。
NOIKE 文法
十年ほど前までは、NOKED は比較的簡単な生成文法で表現可能と考えられていた。その生成文法を NOIKE 文法と呼ぶ。最近は単純な文法からの生成には悲観的な意見を述べる研究者が多く、トレンドとしては理論 NOIKENOKED 学から実証的 NOIKENOKED 学に比重が移ってきている。
歴史 NOKED 学
最近発見された NOKED の時間的変化、これについて研究する NOKED 学の一分野。
正規 NOKED
一行、三語程度のもっともシンプルで、かつ NOIKE 氏の作品の大半を占める NOKED。「湿原で失言」など。
オノマトペ NOKED
オノマトペを含む NOKED。正規 NOKED とはあきらかに違う形式を持つ。「缶がカーン」「沢がサワサワ」など。
NOKED+
NOKED を書き、その情景を表現する絵や短文を添える表現形式。『公費でコーヒー 「またもや厚生省で税金の無駄遣いが発覚しました。厚生省の○○室では、会議することをスタバる、と称しており ...」』
37:01+09:00">NOKED+:NOKED 愛好家の私が編み出した駄洒落形式。正規 NOKED の前に、NOKED が発話される状況を想起させる一言、物語をつける。+NOKED の反対。

加筆修正

  • 2008-09-27 : +NOIKE を追加。NOIKE+ の説明を変更。
  • 2008-10-03 : 表記のブレを NOKED 学に統一。+NOKED の説明を削除。上級者向け参考文献を追加。2008-09-27 の加筆修正の説明に間違いがあることを発見して放置。