羊ルール実装完了

elisp 編「白羊」に着手してみたら、10 年前に考えた新ルールが簡単に実装できてしまった。

現バーション「馬」ルールと次期バージョン「羊」ルールの違い。

  • 「馬」での「☆」に相当する「削除対象の星」は、「羊」においては「★」になった。
  • 新たに「動く星」として「☆」*1 を追加した。
  • 「☆」を「★」にぶつけると、両方とも消える。これを対消滅と呼ぶことにする。
  • したがって、「削除対象の星」を消す方法は、従前からの「荷物による押潰し」と「対消滅」のふたつになった。
  • 「☆」は対消滅する以外は可動壁「□」とほぼ同じである。つまり、反応しない。
    • 「☆」に「☆」をぶつけてもコピー機「々」はできない。
    • 「☆」にコピー機「々」をぶつけたり、ぶつけられたりしても反応しない。

別の見方をすると、「星」と「壁」はほぼ同じ性質をもち、それぞれ「可動」、「不動」の別がある。「可動」、「不動」の別は、中抜きの記号か、塗潰しの記号かで表現される。

  • 壁 ... 可動 = □, 不動 = ■
  • 星 ... 可動 = ☆, 不動 = ★

新たなルールの導入は、ゲームを複雑化するだけでつまらないものになる可能性がある。なので慎重にしたいところだが、パズルとしては対消滅の概念のほうがコピーの概念よりも面白いものができるのでないかと考えている。ゲームバランスを考えた場合、面妖な動きで人を惑わすことが多いだけのコピー機能をやめるほうがいいように思う。コピー機能を使う「馬」用場面は「羊」では解けなくなるけど、それをやるだけの価値があるだろう。と、10 年考えていた。

対消滅の概念を追加した実装は、一応最新の SVN リポジトリから取得可能。暴走小判 Wiki - 暴走小判 - OSDN の白羊実行ガイドをどうぞ。

*1:可動星とでも呼ぶか