2009-05-25の読みさし

社会的共通資本 (岩波新書):50%

社会的共通資本 (岩波新書)

社会的共通資本 (岩波新書)

第 3 章「都市を考える」読了。

基調は「くるま社会」に対する批判。基本的な立場は私と同じと捉えた。自動車の社会的費用という考え方は、今後「くるま社会」を批判、分析する上での重要な視点となりそうだ。

都市計画において俎上に上っているル・コルビュジエの「輝ける都市」は、斜めにのびる建築―クロード・パランの建築原理でも批判されていたやつじゃないかな。斜めにのびる建築―クロード・パランの建築原理でも「共」のあり方がひとつの重要な論点になっていたけれど、この本でもコモンズは中心的なタームになっている。