2009-05-29の読みさし

社会的共通資本 (岩波新書):100%

読了。

これを読めば社会的共通資本というものの定義、理論的背景、実践への応用例などが得られる、と思って手にとったのだが、ちょっと違った。著者が別のところで書いた、「いろいろな場面における社会的共通資本」について、概論的にまとめられた本だった。「社会共通資本概論」という感じかな。これを読んだだけだと、社会的共通資本というものを道具としてつかいこなせるようにはならないな、と思った。まあ新書一冊にそれをもとめるのは酷、というかどだい無理な話だろうけれど。

買って損はしなかったかな。

社会的共通資本 (岩波新書)

社会的共通資本 (岩波新書)