政治的に行動するということ

なにかしら意思決定して行動を起そうするとき、単なる短期的な損得勘定ではなく、自分がこうあってほしい、こうあるべきだ、という社会に近づくように判断、行動することを、政治的、と言う。そういう意味で自分は政治的でありたいと思う。我々の行動に選択の幅があるということは、選択の権利があると同時に、選択の義務が課せられているということである。ある行動をするということは、あるいは、ある行動をしないということは、その先にある社会像を選択しているということだ。一挙手一投足が投票と同じくらい政治的なのである。

たとえば、口に入れるものは大量生産大量流通させるべきではない、と考えていたら、食品を自分で作るなり小規模経営のところで買って食べるべきだ。それが政治的に食べる、ということだ。化石燃料の使用は極力少なくすべきだ、と考えていたら、移動に自家用車を使うべきではない。それが政治的に移動する、ということだ。