おむつなし、の途上

おむつなし育児―あなたにもできる赤ちゃんとのナチュラル・コミュニケーション

おむつなし育児―あなたにもできる赤ちゃんとのナチュラル・コミュニケーション

すべては、この本の題名を目黒図書館の新刊リストに発見したときからだった。

本を借りて読み、2 ヶ月だった息子に対して、さっそく「おむつなし」を実践しはじめた。おむつなし、は「おむつを一切使わない」という意味ではなかった。「おむつの中に排泄するのは赤ちゃんだって好きじゃないから、外にさせてみようよ。おむつの中にしちゃうときはまあそういうこともあるよってことであまり気にしないで。やっているうちに、赤ちゃんから排泄のシグナルを出してるのもわかるし、逆に排泄のタイミングを赤ちゃんに教えることもできるし、そう、排泄を介したコミュニケーションってゆーのかな。ま、そんなのを楽しんでよ。」という意味だった。

本でも紹介されているが、おむつをはずして捧げておしっこやうんちをさせる (あるいはしていただく) には大きくわけて二つの方法がある。勝手に名前をつけると、シグナル方式とタイミング方式。シグナル方式は、赤ちゃんが発する「ちょっともよおしてきたから捧げてくれい」というシグナルをキャッチして捧げる方法。タイミング方式は、寝起きとかスリングから降ろした直後とか、そういうタイミングで捧げて、「そろそろなさるときではないですかねえ」と赤ちゃんにシグナルを送る方法。うちの息子、現在 4 ヶ月半、の場合、現在はうんちはシグナル方式、おしっこはタイミング方式が多い。大きいほうは、どうやら授乳中にもよおしてくるらしく、たいてい授乳中に体を突っ張ったり、モゾモゾしたりする。おしっこは午前中と昼過ぎにラッシュがくる。その時間帯は頻繁に捧げると、まあ出してくれることが多い。出してくれないことも少なくはない。「あれ、捧げてくれたんですか、じゃあせっかくですから」とでも言っているかのように、ちょろっとしぼり出すようなおしっこをしてくれるときもある。うちの場合はこんな感じだけど、赤ちゃんによって個性がある、という話だ。

とは言っても、成功率の面でも成功数の面でも、つれあいがやったほうが、私がやるよりも成績がよい。つれあいと息子の、息のあったコンビネーションに感心することしきりである。でも成功すると嬉しいんだよな、なぜだろう。

いずれにしろ、最近はおむつを洗う回数が減った。特にうんちはほとんどおむつにしないので、うんちおむつの洗濯回数が激減した。これは楽だ。