postfix 拡張アドレスが使えないと思い込んでいた

postfix を設定していて、拡張アドレスを設定したつもりなのに使えない現象が発生していた。
というのは転送に失敗しているだけ、というのに気づいた、という話。

メインのメールアドレスは nifty の example@nifty.com。でも最近は Gmail に転送してそっちで読み書きしてる。つまり、example@nifty.com -> example@gmail.com の転送設定をしている。でもって、新たにメールの設定を行っている example.com ドメインpostfix で、takeyuki@example.com -> example@nifty.com の転送設定をしている。

$ tail -1 /etc/postfix/virtual
takeyuki@example.com takeyuki@example.com,example@nifty.com

こんな感じ。

で、nifty から takeyuki+test@example.com 宛にメールを送って Gmail でチェックしていると、user unknown なエラーメールが返ってくる。
このエラーメール、てっきり nifty のメールサーバが、「example.com のメールサーバに takeyuki+test なんてユーザいないって言われたよ」と言っているもんだと思い込んでいた。けど、よくよく読んでみたら、example.com のメールサーバが「nifty.com のメールサーバに example+test なんていないって言われたよ」と言っていることに気づいた。つまり、takeyuki+test@example.com 宛のメールは example.com のメールサーバが受信し、takeyuki@example.com に配送すると同時に example+test@nifty.com に転送しようとし、その転送に失敗している、ということに気づいた。Gmail ではなくて、takeyuki@example.com に POP でアクセスしたらちゃんと届いていた。

/etc/postfix/virtual の設定はそういう風に解釈されるんだね。

さて、どうしたものか。メールを受信する目的では今のままでも問題はない。毎回エラーメールも通知されるけれど。nifty 側が拡張アドレスに対応してくれれば嬉しいけれど、/etc/postfix/virtual の設定でなんとかできるんじゃないかな、とも思う。