2009-05-16の読みさし

シンメトリー:100%

まえがきにもあるけどオープンな本。数学の本は、数学者の習性から、どうしても証明をきっちりと載せた、つまり閉じた本が多い。けれど、この本はこんなものがあるよ、これも面白いっしょ、あとは自分で考えてみたら、的スタンスで書かれている。そこがよい。

もるちんにおすすめします。

あとで考えて楽しみたい話題。

  • 三角形の頂点重心と面重心の一致
  • ナポレオンの定理、ナポレオン-バルロッティの定理
  • 正方格子点の重なり
  • ある数から、その数と鏡数の和を求めるという操作で得られる数列が回文数になるかという問題、196 は回文数にならないのではないかという予想

風の中のマリア:1%

読み始めた。

風の中のマリア

風の中のマリア

ブとタのあいだ:52%

ブとタのあいだ

ブとタのあいだ

くそったれなクルマ社会

この世界、少なくとも日本の社会はクルマ社会である。血管のように道路網が整備されている。血管のように物質を末端まで伝え、逆に末端の物質を回収している。クルマを前提に生活が営まれ、個々人が自由にクルマを乗りこなしている。それは、私の乏しい語彙の中でいちばんしっくりくる語で形容すれば、くそったれな社会である。もうちょっと婉曲的に上品に言えば、狂った社会、呪われた社会である。

ドライブという概念がある。「職業的」ではなく「ヒトやモノを運搬する目的」ではない目的でクルマを動かす行為である。クルマ社会の狂気を端的に現す概念である。