マイノリティの権利拡大と線引き

不可視化された「異常」により、抑圧された人々がマイノリティとしての自覚を持つ。そして可視化の運動を行い、権利拡大の運動を行う。権利が法的に担保されると、それは必然的に線引きを産む。その法は、線引きによって救済されないマイノリティの中のマイノリティ、もしくはマジョリティに残ってしまったマイノリティを阻害する。それゆえに「本来の目的からずれている」という批判の対象になる。

左利きを法的に守ろうとする運動はないのだろうか。ないとしたらなぜ?