いつもの八百屋さんで

いつもいく八百屋さんを覗くとようやくキンカンが店頭に並んでいた。つと、誘われるように店内へ。
「今年もよろしく」などと言われたうえ、「薄着ですね。寒くないんですか」と問われてしまった。ついに、八百屋さんにも聞かれたか。脇に切れ込みが入っているような夏用のテロテロ生地の作務衣一枚に雪駄をつっかけていたのだから、まあ当然と言えば当然な問。「寒いですよ。でも、寒さを肌で感じるのと不快に感じるのとはまた違って云々」と説明するのが面倒で、つい「ええ。寒くありません。」と答えてしまう私。
そういえば、最近、冬も作務衣一枚で過ごすことの利点を発見した。それは、洗濯物の量が増えない、ということ。毎日のことだし、主婦(主夫)の視点からはありがたいことだ。

さて、八百屋さんでは、キンカンを 500 g の袋ふたつ計 1 kg 購入。結構な大粒。いくつか並んでいた干し柿もついつい気になって 32 個が一本の縄になってあるものを購入。ドライフルーツは妊産婦によいそうだし、というか、(人口甘味料を除く)甘さ最強決定戦では向かうところ敵なしとの呼び声高い干し柿の実力を、なんかの料理で試したいところ。「これ美味しいよ。味噌炒めなんかか最高。」の声にひかれて葉タマネギも購入。使いどころは葱と似ているけれど、火を通しすぎないうちに食べるのが吉のようだ。ごぼう、男爵、ホウレンソウなんかも買ったら 3,000 円になってしまった。すっかり顔なじみになってしまった。

葉タマネギは、煮干しでとった濃い目にとっただし(というか、他の調理をしているうちに濃く出てしまったのだ)の味噌汁でおいしくいただけた。葱の辛い感じがほとんどない。

全然関係ないが、今使っている煮干し(株式会社サカモトの健康煮干し)は、塩も酸化防止剤も使っておらず、なかなかよろしい。塩まで無添加のはなかなかないんだよね。歴史的経緯からいったら、きっと塩を添加するのは自然な要請だったんだろうけれど。
でもって、煮干しだしが十分とれたかどうかは、だしの色や味を見るより、だしがらである煮干しを食べてみるほうが確実。まだおいしいと思うようならまだだしが出る。カスカスでまったく美味しくない、と思うようならそれ以上だしは出ないだろう。

まとまりのないエントリだな。