日本語以外読まない技術者

次のブログエントリにもらったコメントから派生して。

日本語以外読まない技術者は多いだろう。10 年前、Java の技術者を名乗る人は、日本語以外、要は英語のドキュメントも読まなければならない機会が多かった。今はまったくの未経験者が 1 ヶ月の研修で Java 技術者として世に出て行く。彼らの多くは、日本語対応された統合開発環境で、日本語の技術情報を読んで、日本語を処理するアプリケーションを開発する。日本語以外を読まずに開発者としての人生を終了する技術者も多いことだろう。

これはこれで、結構なことなんではないかと思う。

日本語だけで閉じていても、仕事が発生して(食っていける人がいて)、サービスが提供できる(利用する人がいる)。技術者向けの情報を日本語訳するという仕事が発生するのは、日本語以外読まない技術者が多いからこそで。
人口 30 万のアイスランドだったら、アイスランド語の技術情報を出そうと思ってもペイしないだろう。自然、アイスランド語以外の情報も読まなければ技術者はやっていけないだろう。

一方、米英豪などには英語以外読まない技術者が山のようにいるだろう。