ダイエットが趣味の人ではないけど

ダイエットが趣味になっている人を揶揄することがある私ではあるが、振り返ってみると、私自身もずいぶん体重の増減を繰り返している。

たいてい、普通にしているつもりで徐々に体重が増加するときがあって、単に増えてるなあと思っている期間が半年とかある。で、これは手を加えないとまずいよね、基礎代謝も落ちてるんだし、と途中で思う。でもって食事の量を見直す。運動量を増やすのがよいとはわかっていても、そちらにはなかなか努力の方向が向かない。ご飯に比例したおかずの量を食べる人なので、ご飯を少なめに盛るだけで済む。だいたい 6 割くらいに減らして、夜は半分くらいに、とか減らす。そうすると、食事の前になるとかなり空腹を感じるようになって、ああ、そうか、いままでは空腹をちゃんと感じてなかったのだな、と思う。で、ご飯がおいしくなる。次第に少量になった食事に慣れていき、体重も徐々に落ちていく。数ヶ月で体が軽く感じられるようになる。で、その生活をキープしているはずなのであるが、徐々に徐々に食事量がいつのまにか戻っていたりする。でも体重が増えないのでそのままの生活を続けている。そうすると、徐々に体重が増えはじめるときがそのうちくる。というサイクルを形成している。

ダイエットは期間限定でやるものではなく、始めたら一生を通してその生活を続けるべきだ、体重を減らすのが目的でなく、適切な体重を維持するのが目的であるべき、というのが持論である。「ダイエット、ダイエット」と言っては期間限定で体重を減らし、また増やしては「ダイエットしなきゃ」という人を軽蔑の眼差しで見ている私である。
が、まさにそういうことを自分がやっていることに気付き、愕然としている今日このごろである。