市場原理に組み込んではいけないものは何か

大学は市場に選別されるのか? - 内田樹の研究室
↑の内田樹氏のブログエントリを読んだ。氏は教育に市場原理を導入することに異を唱えておられる。市場原理に取り囲まれて育ってきた人間は、ともすると、市場原理の世界に○○を組み込むべきか否か、という問いを立ててしまいそうになるが(というか、その図式にのってこのエントリのタイトルをつけてしまったが)、実際のところは、○○に市場原理を導入すべきか否か、という問いを立てるべきなのだろう。

それはさておき、「○○に市場原理を導入すべきか」という問いに、「否」と答えるべき○○には、何があるのだろう。グローバリゼーションのもたらす歪みを考えていくと、逆に「是」と答えるべき○○を列挙したほうが適切な気もしてくる。
さらに、一介の「ただの人」たる私としては、「△△に○○を組み込むべきか」の△△に「市場経済」「貨幣制度」「大量生産大量消費社会」の何が入ったときに、どの○○に対して「否」とすべきか、十分に整理できていない。何かおかしい、と思っていても、どうおかしいのか、がすっきりしていない。そうすると、よいと思う方向へ活動していくこともままならず。もっと勉強していきたい。