最先端のリッチな情報は要りません
マスメディアでは、とかく、より新しく、より現場に近く、よりリッチなチャンネルで事件を報道しようとする。ジャーナリズムの精神として、ある意味正しいのだが、疑問に思う報道も多い。
- なぜ警察が現場を厳重にブルーシートで覆わなければならない?
- なぜ、そのブルーシートの隙間を執拗に狙おうとする?
- なぜ警察の調査の一挙手一投足を報道する?
- 何もわからない状況で、容疑者の心理をなぜ無駄に推論してみせる?
- なぜ、移送される容疑者の乗った車列をカメラが追わなければならない?
- たまたま取材班が遭遇して撮影した事故映像を、鬼の首でもとったかのような扱いで何度も流す?
私はそういう情報を好まない。そんな下らないことは、そういう情報を欲っしている人が観ているであろう、ワイドショーにまかせておけ。私はそんなことをやってほしくて受信料を払っているわけではない。
19:00 に NHK のニュースで「○○事件で防犯カメラに映っていることがわかりました」なんて報道をしているのを聞くと、「ああ、今日はひどい事件、事故はなかったのだな」と安心する。